昼食としての現在※函館・室蘭番外編
函館麺や一文字 函館本店(1)=函館市湯川町2の1の3
レストラン白鳥(1)=室蘭市崎守町293、室蘭ゴルフ
倶楽部2階
函館と室蘭で、今話題のラーメンを食べてきた。
まずは函館から。22日夜、「鬼牛会2009年度総会」のあと、何だかおなかが減ったので、ホテルの向かいにある「一文字」に行った。函館っ子のパンチョ氏一押しの店である。
午後10時を回ったというのに店内はいっぱい。なかなか活気にあふれている。「チャチャチャ系しょうゆ」(780円)を頼んでみた。
麺はうまい。腰のしっかりした、小麦を食べている実感がある麺であった。しかし、どうもスープがなあ。
「チャチャチャ系」とは、一時期、家系ラーメンがはやらせた、最後にブタの背脂をスープの表面に「チャチャチャ」と浮かすやりかただ。どうもそうせいで、スープがくどくなってしまっているのだ。くどいラーメンを頼んでおいて、「くどい」と文句を言っても仕方ないのだが、ちょっと、もたれてしまったのだ。まあ、なぜ今ごろになって「チャチャチャ系」なのかという疑問もあるが。
たぶん、オーダーを間違えたのだ。違うメニューを頼めばよかったのだろう。
もうひとつは最近、話題のカレーラーメンだ。
函館からの帰り、アドマンF君を降ろすために高速を室蘭ICで下車。みんなでカレーラーメンをということになり、研究家のF君に聞くと、「レストラン白鳥が一番っす」という。彼は室蘭・近郊のカレーラーメン20数種をすでに食べ尽くしている通なのである。
面々は私、ズルシャモ、F君、地下の悪魔、ドッグの5人。カレーラーメンは1155円と少々、高め。辛さは3段階に分かれているが「中辛でも、ものすごく辛いっす」というF君のアドバイスを受け、中辛にしておきました。
量はたっぷり。具は、集めのチャーシューやシナチク、それになぜかワカメも入っていました。なかなか、スパイシーです。
でもなあ、こちらは麺がなあ・・・。
つまり、ものすごく熱いカレーの中に麺が入っているわけだから、すぐにグズグズに軟らかくなってしまうのですね。麺がコシを失ってしまうのです。これでは、堅めの麺が好きな人には、お勧めできませんよね。
F君の解説によると、もともと室蘭市民は、軟らかめの麺が好きだったといいます。室蘭出身のドッグも「そういえば、室蘭の人間は、軟らかい麺のラーメンが好きだったなあ」と振り返ります。カレーラーメンを受け入れる土壌はそこにあるわけですね。
ぬるいカレースープでは、確実にラーメンはまずくなる。しかし、熱くすると、麺が軟らかくなってしまう。カレーラーメンのディレンマですね。
私は、カレーはやはりライスで食べたい、と思った次第です。
ということで今回のラーメン2題。新しい味を楽しむことができましたが、「これはっ!」という感動には至りませんでした。「ラーメンは好みですからね」。食後の車の中で、地下の悪魔がささやいた言葉が印象に残ります。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
(カレーラーメンについて)
ところが! そのジレンマを解決する方法があったんですよ!
つけ麺にすればいいんです。いま、レストラン白鳥の次に私が注目している、「じぇんとる麺弥生店」ではそれが食べられます!
投稿: ジータ | 2009年11月26日 (木) 10時48分
なるほど!
その手がありますね。
でも室蘭人はつけ麺は食べないのだろうかな?
投稿: 双子山親方 | 2009年11月26日 (木) 11時08分
室蘭じゃ流行らないでしょうね。
でも「好みですから」
投稿: dog | 2009年11月26日 (木) 15時32分
と言って、今日久しぶりに行ったら、なんと無くなっていました。
室蘭dogの言うとおりだった。
投稿: ジータ | 2009年11月26日 (木) 16時32分
はははははは。
すごいな、室蘭市民!
堅い麺は許さないのだな。
「好み」じゃないじゃん!
投稿: 双子山親方 | 2009年11月26日 (木) 17時06分