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アンド・アイ・ラブ・ビートルズ②

音が近いぜ!!もしくは伝説の始まりについて。

 そして、ビートルズ・リマスターのCDを聞き始めたのである。やはり、発表の順番だよな。「プリーズ・プリーズ・ミー」から。さあ、伝説の始まりです。

プリーズ・プリーズ・ミー Music プリーズ・プリーズ・ミー

アーティスト:ザ・ビートルズ
販売元:EMIミュージックジャパン
発売日:2009/09/09
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 最初の「アイ・ソーハー・スタンディング・ゼア」のポールが取るカウントから、音が近いんです。ぐぐっと前にきて演奏しているような。音のエッジが確実に立っている。ドラムスにおいて、特にそれが顕著です。

 さらにまた、コーラスなんかも実にクリア。「P.S.アイ・ラブ・ユー」「ドゥー・ユー・ウォント・ノウ・ア・シークレット」などでバックコーラスが迫ってくる感じが味わえます。こんなに深みのあるコーラスワークだったんだなということがわかるのです。

 そしてボーカルの声そのもののざらつきが再現されています。ポールの声においては顕著なのですが、けっこう、ざらついているんです。これはレコードのころなら分かったのだろうがCDにおいては再現できなかったものですね。

 そして何といってもラストの「ツイスト・アンド・シャウト」。本当に、しびれますね。完全な一発どり。スタジオライブですね。それでも、レコーディングを終えた後、喉が枯れていたというジョンのボーカルのすごみが出ています。

 しかし、あまりビートルズを神話化・伝説化するのはどうかという声もあります。でも、ヨーコ・オノなる日本人による「平和の神様」ほど愚劣にならなければ、伝説化もまたよろしいのかと、思いました。

 単なる歌い手です。単なるバンドです。それ以上でも以下でもありません。でも、彼らは世界を変えた。彼らだけの才能で、変えた。そこが違うのです。ベトナム戦争を止めることはできなかった。当り前です。でも、世界そのもののデザインを変えた。このことのすさまじさ。

 彼らとは、ザ・ビートルズとは何だったんでしょうね? こうしていても、わかりません。常に新しい発見の中にあるからです。

 だからもう一度、伝説をスタートさせるのです。

 

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