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本を読む日々2009※28

懐かしくて涙が出るぜ

 私が生まれたのは1958年なのですが、考えてみれば、一番、幸せな幼児期を送ることができた世代なのかもしれませんね。日本が高度成長の波に乗るのと、自らの成長がほぼ軌を一にしている。高度消費社会の真っただ中に育ち、消費が悪いものとは考えられない世代の走りとなってしまった感もありますが。

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 ジュンク堂をぶらついていて見つけた一冊。楽しいぜ!昭和40年代の少年少女マンガ雑誌に掲載された広告が当時の色彩のまま再現されている。

 タイガースにテンプターズ、でてこい沢村忠(キックの鬼)てなもんである。サンダーバードの秘密基地にマブチの水中モーターである。セミドロップにフラッシャー付きの自転車の広告も満載である(わからない人にはわからないだろうな)。

 これらの広告は、「お金があれば、こういうものが買えるのだ」という気持ちにさせたのだ。資本主義の根本的な仕組みを教えてくれたのだ。

 懐かしくて涙が出た。40年以上も前、私はまだ純粋だった。大きくなれば、「おそ松くんガム」がたくさん買えると思いこんでいた。

⇒☆☆☆☆

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読書2009」カテゴリの記事

コメント

2,3年前ですが、大空文庫とかいう文庫の「まだある」シリーズにはまっていました。昭和のお菓子や玩具のうち、まだあるものを紹介するだけですが、面白くて、毎日通勤の銀座線で読んではひたすら現実逃避をしていたのでした。ほかにもたとえば「駅弁紀行」的なものも現実逃避の手段としていました。「癒しとは懐かしさの中にある」と看破した人(STVの岩本さん)がいましたが、結局そういうことなのでしょう。

やはり、現実逃避になってしまうのでしょうかね?
私は「癒されよう」とは思ってもいないのですが・・・。

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