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スクリーン2009⑲

女優冥利に尽きるだろう

 ステラプレイスにて「愛を読む人」を観る。素晴らしく、丁寧に作られた映画であると思う。主役のケイト・ウィンスレット、このような役を演じることができて、役者冥利に尽きるのではないか。アカデミー主演女優賞を受けただけのことはある納得の演技である。

愛を読むひと

<あらすじ=goo映画より>1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受ける。与えられた職務を全うした1人の女性。決して許されない罪を犯したのだとしても、彼女は彼女のなすべきことをしたのだ。本作の主題はホロコーストの追及や、禁断の愛を描くことではない。そのとき、もしハンナあるいはマイケルの立場だったら何が出来たかを、観る者ひとりひとりに問う人間性についての映画なのだ。原作はベルンハルト・シュリンクの世界的ベストセラー「朗読者」。ケイト・ウインスレットによって、弁解を一切しない孤高の女性ハンナの人物像が小説よりも明確に浮かび上がる。相手役の新人デヴィッド・クロスも好演。監督は「リトル・ダンサー」の名匠スティーヴン・ダルドリー。

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