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イーストウッド研究⑭

いい感じ。しょぼくれCE

 こういうしょぼくれた芸人をやらせてもいいな、クリント・イーストウッド(CE)。1982年製作「センチメンタル・アドベンチャー」。CEが監督・主演を務めている。息子のカイル・イーストウッドも力演している。

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<あらすじ>原題は「ホンキイトンク・マン」。旅をしながら、安酒場で歌う男の物語である。CEはカントリー歌手レッド、カイルは甥っ子ホスを演じ、カントリーの本場マッシュビルでの成功を目指して旅するロードムービーだ。時代は大恐慌のころだと思われる。

 派手なアクションシーンは一切ない。ただ、歌うことが大好きな男と、彼に憧れる少年、そしてそこに絡んでくる味のある人物たちが醸し出す雰囲気を楽しむべき映画だ。「ブロンコ・ビリー」でもそうだったが、CEの売れない芸人に対するまなざしはいつも温かい。

 CE監督作品の本質は、このようなノン・アクションの映画に求められるのかもしれない。人の生きることの本質的な切なさの描写にあるのかもしれない。

 CE、けっこう調子こいて歌を歌ってます。それもまた、面白い。

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