旅を打つ2009⑭
素朴なる町であることよ!
まあ、この茨城県大子町は素朴なところです。おもな産業は観光に農業。生産物はこんにゃく、そば、そして「日本一うまい」と豪語するコメ。 そして町を貫いて流れる久慈川のアユ。
アユの刺身は美味でした。ふつう、アユは胴を輪切りにする「背越し」で食べますが、ここのものは三枚下ろしにしています。ぷりぷり、しこしこ。その食感は何にもたとえようがありません。臭み、匂いなどはまったくなく、清流の香りというものだけを感じます。
かつては4万人ほどいたという大子町の人口ですが、今では2万1千人とか。そのため、小学校の閉校も相次いでいるようです。
そんな閉校校舎を活用し、いろいろな活動をしています。「おやき学校」は伝統的なお菓子を製造し、また外部からの研修にも活用してもらおうという試み。地味ながら、滋味あふれるおやきです。
「ぼっち」というのは、稲刈りのあとに出た、いな藁を束ねて作る塔(と言ったら大げさか)のようなもの。廃校を利用して、その「ぼっち」作りを教える学校もあったようですが、今ではそちらの方も閉校しているようでした。かつの愛犬の名前が「ボッチ」なので、なんとなく、さびしく思いました。
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