イーストウッド研究⑤
薄っぺらいぜ、CE!
1968年、ドン・シーゲル監督の「マンハッタン無宿」をDVDで観る。クリント・イーストウッド(以下CE)がアリゾナの保安官補。ニューヨークに犯罪人を引き取りに行くお話。
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マンハッタン無宿【ユニバーサル・セレクション1500円キャンペーン/2009年第4弾:初回生産限定】 [DVD] 販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン |
田舎の刑事が都会で大暴れするというパターン。「警部マクロード」の原案でもあるらしい。しかしまあ、若き日のCE、なんとも軽薄な優男。アリゾナから来たのに、ニューヨークの人間は区別がつかないから「ヘイ、テキサス!」なんて呼ばれている。未成年の少女とベッドに入るし、女性刑事は口説くしの節操なし! しかも、いい男ぶっているから、救いがない。
でも、悪口じゃないんだよ。褒め言葉としての軽薄さなんだよ。
まあ、飛躍するための1作なのだろう。
時代背景としてサイケなポップ・カルチャーがあり、今見ると、とてつもなく時代遅れ。「新しいものは古くなる。確実に古臭くなる」ことを痛感させられた。
昔、よくアメリカの警官映画に出ていたリー・J・コッブがNYの刑事役で出ていた。いい味を出している。
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