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イーストウッド研究⑥

復讐の変奏曲として

 「アウトロー」をDVDで観る。クリント・イーストウッド(CE)がメガホンを取り、主役を務めた。舞台は南北戦争終戦直後のミズーリからカンザス、テキサス周辺。北軍に妻子を殺されたCEが南軍ゲリラに身を投じる。そして南軍の敗北後、追われる身となって辺境をさまよう。

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前半というか、オープニング15分で妻子を殺され、普通の農夫が南部ゲリラで死線を越えて歴戦の兵士となり、戦いを忌むところまで描いてしまっている。その辺の映画手法はうまいとおもうのだが。要するに、残りは絶望的な残余でしかないのだから。

 南軍ゲリラの残党の若者に対するCEの優しさ。居住区から脱するインディアン酋長に対する優しさ。CEは小さなコミューンを作りながら、安住の地を求めるのだが。

 そのうちに、復讐の意図は薄れ、安住していくかにもみえるCE。だが、燃える炎は尽きない。

 ラストが印象的だな。「シェーン」に対するオマージュか?

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