本を読む日々2009⑳
わけわからないけどさあ。
ブックオフで1冊100円で買ったディーン・クーンツの「ドラゴン・ティアーズ 上下」を読了する。いつもながらのクーンツ節。ご都合主義。わけのわからない因果関係。
男女二人組の警官やホームレス母子、アル中男が一晩に出食わす恐怖を描く。「お前を夜明けまでに殺してやる」と断言する謎の大男・チクタクマン。神出鬼没のこの男の正体は何のか?
時間が止まるし、とにもかくにも、ぐちゃぐちゃなんだけど、とにかくイカすのが犬がしゃべることなんだ。クーンツは本当に犬好きのようで、それこそスーパードッグを主人公にした「ストレンジャーズ」で知られているけど、この作品に登場する犬・ウーファーもなかなかのもんだよ。「怖くない、怖くない、怖く何かない。犬なんだから」と独り言を言いながらモンスターに立ち向かう姿は感動的。この小説の本当の主人公です。
« 庭のお客さんたち⑨ | トップページ | 花、咲いて散る »
「読書2009」カテゴリの記事
- 本を読む日々2009※12月まとめ(2009.12.31)
- 本を読む日々2009※56(2009.12.29)
- 本を読む日々2009※55(2009.12.27)
- 本を読む日々2009※番外編(2009.12.11)
- 本を読む日々2009※54(2009.12.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント