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本を読む日々2009⑱

すさまじい探検記

 アルフレッド・ランシングの「エンデュアランス号漂流」を通読。評判にたがわぬ名著であると思った。感服した。

エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)

 1914年、イギリス人探検家のシャクルトンは南極大陸横断に挑む。しかし、海は氷結し、彼らを乗せたエンデュアランス号は沈没してしまう。氷の海に残された28人の男たちは、絶え間なく押し寄せる危機と闘いながら、17ヶ月後には、奇跡の生還を果たす。

 いやはや、これがノンフィクションというのだからすごすぎるよ。本当に、事実は小説より奇なり、なのだ。一行を率いるシャクルトンのリーダーシップや、乗組員それぞれの個性と不屈の精神力と信じられない体力がもたらす奇跡の旅を、再体験すべきだ。押し寄せる寒さと氷山も、彼らを押しつぶすことはできなかった。人間の意志の強さを信じられない人間は、この書をひもとくべきなのだ。

 食糧不足ゆえ、アザラシを殺し、ペンギンを殺し、そしてそりを引く犬を殺す。それぞれの描写はきつい。が、これが動物と相対するときの西洋的思想なのだな。

 読んでいると寒くなるよ。南極の風が実感できるよ。それほどに、すごい本だよ。お勧めです。

⇒☆☆☆☆☆

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