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本を読む日々2009⑧

こんな終わり方でいいのか?

 佐々木譲の「暴雪圏」を通読する。前作「制服捜査」がかなりの出来だったので期待して読んだのだが。

暴雪圏 Book 暴雪圏

著者:佐々木 譲
販売元:新潮社
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 <あらすじ>十勝平野を爆弾低気圧が通過しようとする3月のある日。帯広近郊の小さなまち・志茂別のペンションには、不倫を清算しようとするカップルや暴力団組長の自宅を襲撃して現金を強奪した犯人、職場の金を持ち逃げしようとする中年サラリーマンがたどりつく。暴風雪で完全に交通が遮断された町には、駐在所長・川久保篤巡査部長しか警官がいない。

 すさまじい暴風雪、ホワイトアウト、吹きだまりの描写は、北海道に住む者にとって、非常に身近で、親近感がある。佐々木譲自身も道産子だから、その辺は巧みだ。

 しかし、ペンションにたどりつく「群像」を細かく描きすぎたのか、結末がなんとも尻切れトンボ的で唖然とした。「小説新潮」の連載をまとめたのだが、編集部と揉めたのだろうかと変な想像をしてしまうほど、変な終わり方だ。単行本にする前に、もっと加筆するなりすればよかったのに。

 「警官の血」「制服捜査」と警察小説のジャンルでヒットを飛ばしてきたのに、これではまた、佐々木譲から離れてしまうよ。

⇒☆☆

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