スクリーン2009①
カリフォルニアの青いバカ
テレビで小倉・ヅラ・智昭が誉めていたとかみさんが力説していたので「ハイスクール・ミュージカル/ ザ・ムービー」を観にいった。いやあ~、アメリカ人ってのは老いも若きもノー天気な連中だ。みうらじゅんの名曲「カリフォルニアの青いバカ」を思い出したね。
要するに、高校卒業間際の体育系バカが進路をめぐって悩みながらも、卒業記念のミュージカルを完成させるという、見事なほどにアメリカ的なお話で、頭が痛くなるほどに陰影のない映画に仕立て上がっている。まあ、みなさん、踊りは素晴らしく、表現体としての肉体の魅力はスクリーンに十二分に反映されていることは認めざるを得ない。しかしまあ、それにしても、ノー天気だ。「こんな映画作るより、早くイラクから出てけよ!」という突っ込みを誰か入れてやれ。
小倉よ、こんな映画勧めるな。公共の電波で。
⇒☆☆★
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コメント
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御意!
小倉よ、こんな映画勧めるな。公共の電波で。
至極ごもっともです。
ちなみに私は昨日、デジタルリマスター版、
「シェルブールの雨傘」を観てきました。
ミュージカルなので「ハイスクール〜」同様、
会話は単純明快ですが、
ジャック・ドゥミの色彩感覚やドヌーブの美しさ、
ルグランの音楽、
戦争の傷の一端を描いた社会性、
とても良作です。
もっともドヌーブがあの状況でなぜ宝石商と結婚したのか、
多いに疑問は残りますが…。
でもそういう時代だったのかもしれません。
投稿: いわもっちゃん | 2009年2月13日 (金) 01時09分
おお、いわもっちゃん!!
そっちも大変なようだね。
まあ、けばれや。
映画年間100本観る計画は順調に進捗していますか?
投稿: 双子山親方 | 2009年2月13日 (金) 07時22分