旅を打つ2009③
石仏を見に行く
九州は大分県臼杵市に昨日20日から入っています。国宝の臼杵磨崖仏を観に来たのです。
臼杵市街地から約6キロ、阿蘇山の噴火による溶岩が凝固した凝灰岩を削った仏像群です。古文書の資料がなくその由来などは、多くの謎に包まれています。
写真の大日如来は臼杵磨崖仏を代表する存在ですが、その頭は、江戸中期の地震により崩落。平成の大修理によって復位しました。
59像が国宝指定されているのですが、凝灰岩の浸食が著しい仏像もあります。しかし、そのたたずまいは独特のもので、慈悲に満ちた仏像の前にいると、緩やかな時間が流れるようです。
さらに臼杵は、稲葉藩五万石の城下町でもあります。坂の多い、切通しと呼ばれる道は、凝灰岩を削り取った石垣に囲まれ、雨にぬれると独特のしっとり感を醸し出します。北海道ではまず、観られない街並みと言えます。
落ち着いたまちです。その魅力を紹介していきましょう。
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