書評2008◎71
動くこと。それが大事なんだ
仕事の関係で、児童書を読んでいます。いちばん、わからない分野です。琴似の本屋のおやじに紹介してもらうパターンなんですけど。
その中の一つ、ポール・フライシュマン「種をまく人」。感動しました。
種をまく人 著者:ポール・フライシュマン,片岡 しのぶ,Paul Fleischman |
オハイオ・クリーブランドの話。ベトナム移民の少女が、死んでしまったお父さんにもほめられたいと、スラム街のゴミ捨て場に豆の種を埋める。そこから、新しい、コミュニティーが始まる。立場も年齢も人種も、境遇もすべてちがう十数人の人たちが、その「畑」をめぐって語り合い、働くのだ。
「甘い」という人もいるだろうが、こころを通い合わせること、ふれあうこととは何だろうかと考えさせてくれます。児童書といっても、看過できませんよ。
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