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スクリーン2008※26

ロシア的饒舌さを味わえ。

 昨日、スガイにてニキータ・ミハルコフ監督の「http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12970/index.html

12人の怒れる男 」を観る。もちろん、シドニー・ルメット作品のリメイクである。オリジナル版の舞台をモスクワにして、チェチェン人少年によるロシア人養父殺人事件をめぐる12人の陪審員の裁きを描いていく。

 オリジナルが論理性を追求し、謎や隠蔽された事実をはいでいくのに比べ、こちらは男たちの個人的回想やエピソードが饒舌すぎるような気もするしかし、そこがまたロシア的なのである。過剰ともいえるエピソードの羅列は、ドストエフスキーの小説を読んでいるような気分にもさせられるのだ。

12人の怒れる男

 チェチェンにおける紛争、さらに資本主義ロシアが直面する貧富の差や民族差別など、きわめて重層的なものを訴える構造になっている。

 しかし、繰り返されるフラッシュバックなどの演出は、少々、くどい。まあ、これも優れてロシア的ではあるが。

 2時間40分を飽きさせることはない。力作であろう。しかし、もう少し、引っ張られると思っていただけあって、若干の肩透かし感もあることは否めない。ロシア的饒舌さを味わうべき作品なのだろう。

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