僕が死ぬ時①
涙を流してくれ。
いつのことかな。それは、わからないんだけどさ、ひとつだけ、かみさんに言っているのは、坊さんなど呼ばずに、ボブ・ディランの曲を流し続けてほしいということだけなんだ。
その曲はもちろん、「ロウランドの悲しい目をした乙女」。ぼくにとっての最終的な愛の歌なんだよ。
そして、歌が流れる中で、誰かひとりが涙の一粒でも流してくれたら、ぼくの一生は幸せなかたちで完結するだろう。死んでるから、わからないだろうけどね。
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ブロンド・オン・ブロンド アーティスト:ボブ・ディラン |
このアルバムの最後に入っている曲です。この曲の、この世ではないような凄惨なメロディが好きです。歌詞にはほとんど意味がありません。だから、ディランはすごいんです。意味を求めるってもっとも原始的なんだ。意味なんて、ないんだ。本当に。
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