書評2008◎31
山口組の迫力。
広域暴力団山口組4代目襲名後、1年も経たぬ間に暗殺された竹中正久・竹中組組長の生涯をルポライターの溝口敦がつづる。
迫力十分。やくざもんの世界です。こちら、「仁義なき戦い」との絡みで観ていると、
よく知っているキャラクターが登場されていて面白いっす。
何回も、分裂の危機を乗り越えている山口組。逆にいえば警察のメンツはそこでつぶれている。絶対許さんでしょうね、サツも。でも、凄い。筋を通さなならんのですから。そこだけで生きていく、男たちがいる。だんだん、読み進めるうちに山口組を応援している自分がいる。
この手のものは癖になります。読み始めたら止まりません。それは、この世界が、あまりに、人間的だからです。ニーチェです。「人間的な、あまりに人間的な」。
「仁義なき戦い」ファンは読んで損はないです。あと、沖縄の暴力団の強さもこの本によってわかりましたです。
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