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書評2008◎28

自意識の残滓。

 立川談志が作家の吉川潮を相手に生涯を語り下ろした「人生、成り行き 談志一代記」を読む。

人生、成り行き―談志一代記 Book 人生、成り行き―談志一代記

著者:立川 談志,吉川 潮
販売元:新潮社
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 面白いのだけれど、小さんとの関係などの裏話的なものの面白さは十二分にあり、聞き手もうまいものだから、縦横に面白い話を引き出してはいるのだけれども、ここにあるのは自意識の残滓だ。

 それはそれは、うまい噺家なのだ、立川談志は。しかし、「百年に一人の至宝」とかいって祭り上げてはイケナイ。年老いて、思うようにならない自分を、現在の談志は持て余している。だから「自意識ばかりが拡大して、妄想のようなものを抱いてしまっている。年齢を年齢として受け止められない男の悲劇がそこにあるように思えてならない。

 今の談志、弟子の志の輔、談春を褒めちぎっている。この本でもそうなのだが、これは褒め殺しか?

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