たくろうとは何か②
「贈り物」が好きだ。
拓郎のアルバム、「今はまだ人生を語らず」のB面ラストに入っている曲が「贈り物」だ。こんな歌詞だ。
あのころ僕はこう思ってたんだ
君に何かをしてあげられる
せめて歌ぐらいは歌ってあげられる
僕はギターを持ってたんだし
終わってたんだよ
何もかもが
そのときからみんな間違いだらけさ
もう行くよ
もう何もいえなくなった
それから君の好きだった「雪」は
誰かに歌ってもらえばいいさ
今は分かり合おうって時じゃないんだ
これで少しは気が楽になるだろうね
もういいんだよ
それだけで
住んでた町のせいにしちまえばさ
(後略)
しびれたね。高校生のころさ。好きだった女の子にイメージを重ね合わせてね。
最近、酔っ払ってギターを弾いて、この曲をかみさんに聴かせた。「歌なんて歌ってほしくない」といわれた。もっともだと思った。
拓郎は幻影か。高校生時代の。なのに今なぜ、30年の時を過ぎて僕に迫ってくるのだろう。
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コメント
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奥さん、やっかみでしょう。
その曲の因縁をかたっての弾き語りは不評、然り。
歌は、その時の自分自身、その時の環境を思い出させてくれる。
強烈なのは、その時好きだった女の子さ。
投稿: づかこ | 2008年4月 7日 (月) 07時38分
づかこ、違うって。
失笑しきり。
S子よかったよな、な?
投稿: 双子山親方 | 2008年4月 9日 (水) 23時22分
もちろん、S子、良かったよ。
今でも良いさ。
投稿: づかこ | 2008年4月10日 (木) 07時42分