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スクリーン2008⑨

スタイリッシュな映像と音楽

 スガイにて「アイム・ナット・ゼア」を見る。なんともスタイリッシュな映画で、感心したのだが、かなりのディランファンじゃないとこの映画の意味はわからんだろうなあ~。優越感に浸れたからいいんだけどさ。客席はそこそこ、埋まっていたのだが、終わったらみなさん、何だかぽか~んとしていたぜ。

Aimunattozea  説明するに非常に難しい映画だと思う。まあ、一言で言ってしまえば、ボブ・ディランの生涯を様々な角度から自由自在に解釈しながら切り取り、その音楽とともに浮き上がらせる試みなのだ。プロテスト・ソングシンガーとして担ぎあげられるディラン、フォークからロックに転向し、激しい非難にさらされながらも格闘し続けるディラン、放浪するディラン、妻との不仲に悩むディラン、逃走するディラン・・・。時にはリアルに、時にはファンタジックにディランに迫るトッド・ヘインズ監督の手法は複雑で、戸惑うところも少なくはないのだが、最後にはぴたりと平仄が合う。お見事だと思いました。

 何より、映像の斬新さがディランの音楽とぴったりマッチしているんだ。この監督、かなりディランを聞き込んでいるぜ。

 もう一つのみどころは、エリザベス女優のケイト・ブランシェットが演ずる1966年段階のディランだ。エレクトリックに走って、熱狂的なフォークファンから「ユダ!」と罵られるころだ。指先一つで孤独な心情を演じるのは、さうが、プロである。

 それにしても、アメリカ人はディランが好きなんだな。「何言ってるかわからないけど、とにかく凄いらしい」というアプローチの仕方らしいけど。最大のポップアイコンなんだな。日本での受容の仕方とは異なっていて、興味深いどころだ。

 と、いうことで☆☆☆☆★。ずばり、傑作です。

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