最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 書評2008① | トップページ | 書評2008② »

クラシック雑記帳2008①

「ボレロ」はエロである

 モーリス・ラヴェルの「ボレロ」はエロティック音楽ではないか、というのが私の持論だ。

 お気に入りはチェリビダッケ指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団演奏のCD。多くの指揮者は15分少しで演奏するのに、18分11秒とかなりのスローテンポで奏でられるボレロは、さらに官能性を強調しているように聞こえる。

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」 小太鼓がソロでリズムを刻み、弦楽器がピチカートで追う。フルートが、そしてクラリネット、ハーブ、ファゴットが加わり、音が厚くなっていくがメロディに変化はない。小太鼓は同じリズムを169回繰り返し、他の楽器も同じメロディを同じリズムで繰り返す。そして、最後には大爆発する。そう、この曲はセックスのアナロジーなのではないかというのが私の意見なのだ。

 1980年代初めに、ボー・デレクという女優がいた。モデル上がりで、たいした演技力もなく、すぐに消えてしまったのだが、彼女が主演した「テン」という映画があった。作家が理想の女性像を求めるコメディなのだが、そこでこの「ボレロ」が非常にエロティックに使われていたことを思い出す。

 などということを正月3日の夜に記す。

« 書評2008① | トップページ | 書評2008② »

音楽」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クラシック雑記帳2008①:

« 書評2008① | トップページ | 書評2008② »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31