DVD観賞録47
藤純子のオーラ
マイ・ブームの東映映画。きょうは「純子引退記念映画 関東緋桜一家」を見た。タイトルどおり、藤純子はこの作品をもって引退する。
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さすが、<純子引退記念>である。オールスターが出演する。鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、菅原文太、藤山寛美などなど。しかし、話はたいしたことない。様式というか定型というか、着流しヤクザ映画の範疇にぴたりとはまってしまっている。
60年代後半の藤純子は半ば神話化していて、その真相を知ることは今となってはかなり難しいと思う。ただ、この女優はある種のオーラは確実に持っている。美しい。白痴美とでもたとえるべき美しさがあるのだ。
そのオーラだけで見せる映画だ。ただ、鶴田や高倉の存在感は凄い。特に鶴田浩二。こんなに凄い役者だったんだなあ~。
文太の存在感はそれほどでもない。しかし、「仁義なき戦い」が発表されるのはこの作品の1年後だ。時代は、すぐに変わってしまう。1年でも長すぎるのかもしれない。私たちはいま、鳥瞰図的にその変遷を知ることができる。ある意味、幸福だ。そしてかなりの部分、不幸である。
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