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本を読む119

人間の屑といかに対峙するか?

 現代の法体系の元、犯罪被害者の遺族が、犯人に復讐することは許されない。しかし、その心情は、世間一般には「その気持ちはわかる」と理解されているのではなかろうか。だから、「復讐もの」とも呼べるミステリのジャンルがある。

 先に「スクリーン2007」でも触れたジョデイ・フォスターの映画「ブレイブワン」ではないが、復讐はどこまで認められるのか? 

  木内一裕「藁の盾」は、少女を惨殺した殺人鬼を護送する警察官を主人公にした異色作。木内は学園コミックス「BE-BOP-HIGHTSCHOOL」で知られる漫画家だ。本書が初めての小説になる。

藁の楯 (講談社文庫 き 52-1) Book 藁の楯 (講談社文庫 き 52-1)

著者:木内 一裕
販売元:講談社
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 <あらすじ&能書き>富豪の孫娘を惨殺した、人間の屑・清丸が福岡で逮捕され、東京まで移送されることになる。富豪は清丸の命に10億円の値をつけた。移送に当たるのはSPの銘刈ら5人の警察官だ。10億円に引っ張られるように、仲間であるはずの警察官でさえ、移送団を襲撃してくる。そして5人の中にも、清丸の命を狙うものが・・・。

 設定もストーリーテリングも、よくできている。著者初の小説としては及第点だ。

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