本を読む118
オフ・ビートの変なホン
コーマック・マッカーシーってアメリカの、どちらかといえば、純文学系の作家が書いた本を紹介しましょう。たぶん、ことしのベスト10系に上位入賞するんじゃないかな。ありがたがる奴が多そうな小説ではある。
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血と暴力の国 (扶桑社ミステリー マ 27-1) 著者:コーマック・マッカーシー |
<あらすじ>メキシコ国境近くで年の離れた妻と暮らすモスはある日、銃撃された車両と死体、そして莫大な現金を見つける。モスは現金を盗み、逃げる。しかし・・。
<能書き>この後は、当然、予想されるだけのことが展開されるのだ。モス、彼を追い駆ける保安官、殺し屋、モスの妻。でも、変なんだ。構造がゆがんでいるんだよ、物語の。スカッとした気分を味わいたいミステリファンは読んではいけない。ゆがんだミステリ。それはそれとしても、ゆがんでいる。こういう本が受けるのかな、最近は? かなり、「文学」しているけど。
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