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先輩記者の死

早すぎる別れを惜しむ

 先輩記者Yさんの通夜へ。12日、56歳で亡くなった。

 社会部にいたころ、デスクとして世話になった。非常にクレーバーな人で、「原稿ってこうやって直せばまったく違うものになるんだな~」と感心した覚えがある。

 人柄も申し分なく、決して言葉を荒げることのない温和な性格。自らを飾ることがない、実直さがにじみ出る人だった。

 良い記者であることと、良き人間であることはなかなか両立しない。しかし、Yさんは数少ない「素晴らしい人間であり、立派な記者」であったことは間違いない。

 Yさんの悪口を言う人には、出会ったことがない。

 2006年4月8日、昼食後に倒れ、病院に搬送された。脳腫瘍だった。それから1年半。入退院を繰り返し、懸命のリハビリを行っていたという。

 人格識見ともに素晴らしい記者の死。ひときわ、悲しい別れだ。

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