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べらんめえ! ⑧

志の輔、やっぱり最高だね

 15日に、札幌市教育文化会館で開かれた立川志の輔の独演会に行ってきた。いや~、最高だね、志のさん。いま、一番面白い噺家だ。

志の輔らくごのごらく(1)「はんどたおる」「死神」 Music 志の輔らくごのごらく(1)「はんどたおる」「死神」

アーティスト:立川志の輔
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2002/11/20
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 前半は新作、後半は古典をかけるいつもの高座。教育文化会館大ホールは1100人で満員だ。浸透してきました、志のさんの魅力。いいことです。

 新作は「バールのようなもの」。この噺、1997年の2月に聞いた。会場はかでる2・7。初めての「志の輔体験」だった。 当時を思い出しながら聞いていたが、確実に10年前よりうまくなっている。新作でも、こういうことがあるんだなあ。

 古典は「井戸の茶碗」。下手な噺家がやると、説教じみてしまう思うが、そこは志の輔、どっかん、どっかんと沸かせる爆笑系に仕上げた。武士の清廉さと、屑屋の正直さが相まって、笑の質を高めているようにも思えた。志のさんのこのネタを聞くとは初めてです。

 落語にはまるようになって、まだ10年なんだな、そして、もう10年なんだなと、自らを振り返って、しみじみと考えてしまった。これからも、落語を聞き続けることには何の疑いもないのだが、志の輔の円熟期を今後、堪能していくことに対しては、そのめぐりあわせを大いに喜ぶべきなのだとも思う。本当に、立川志の輔、いいです。

 前座2人はいまいちでしたが。

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