べらんめえ! ⑧
志の輔、やっぱり最高だね
15日に、札幌市教育文化会館で開かれた立川志の輔の独演会に行ってきた。いや~、最高だね、志のさん。いま、一番面白い噺家だ。
志の輔らくごのごらく(1)「はんどたおる」「死神」 アーティスト:立川志の輔 |
前半は新作、後半は古典をかけるいつもの高座。教育文化会館大ホールは1100人で満員だ。浸透してきました、志のさんの魅力。いいことです。
新作は「バールのようなもの」。この噺、1997年の2月に聞いた。会場はかでる2・7。初めての「志の輔体験」だった。 当時を思い出しながら聞いていたが、確実に10年前よりうまくなっている。新作でも、こういうことがあるんだなあ。
古典は「井戸の茶碗」。下手な噺家がやると、説教じみてしまう思うが、そこは志の輔、どっかん、どっかんと沸かせる爆笑系に仕上げた。武士の清廉さと、屑屋の正直さが相まって、笑の質を高めているようにも思えた。志のさんのこのネタを聞くとは初めてです。
落語にはまるようになって、まだ10年なんだな、そして、もう10年なんだなと、自らを振り返って、しみじみと考えてしまった。これからも、落語を聞き続けることには何の疑いもないのだが、志の輔の円熟期を今後、堪能していくことに対しては、そのめぐりあわせを大いに喜ぶべきなのだとも思う。本当に、立川志の輔、いいです。
前座2人はいまいちでしたが。
« 本を読む111 | トップページ | 本を読む112 »
「落語」カテゴリの記事
- 三国一の落語野郎2017①(2017.07.30)
- 三国一の落語野郎2013①(2013.11.14)
- 三国一の落語野郎2012⑦(2012.12.08)
- 三国一の落語野郎2012⑥(2012.09.16)
- 三国一の落語野郎2012⑤(2012.08.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント