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本を読む99

アルコールが心を壊していく

 私が敬愛する漫画家・西原理恵子の元夫、鴨志田譲の小説「酔いがさめたら、うちへ帰ろう」を通読。何とも痛々しい小説である。アルコール中毒患者であった自らをモデルにしたであろうフィクションだが、鴨志田が今年3月に亡くなっていることを思うと、最後の力を振り絞ったのだろうなとも思えてきて、その痛々しさが増すのである。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。 Book 酔いがさめたら、うちに帰ろう。

著者:鴨志田 穣
販売元:スターツ出版
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 ボクも酒が嫌いじゃないからな。でも、鴨志田の飲み方は酔うためでもなく、本当に、自分をぶっ壊すために飲むんだよ。ワンカップの日本酒をビールをチェイサーに飲む。当然、おかしくなって、どろどろのどす黒いクソを布団にもらす。意識が突然飛ぶ。何のために飲むんだといわれても、彼は答えられない。ただ、自分をぶっ壊すために飲むとしかいえないのだ。

 ぶっ倒れる。救急車が来る。母親が病院に付き添う。言う。「いったい、何が不満なの?」 答えられない。死にたいだけだったんだよな、きっと。

  ならばその悲しみって、どこにあるんだ?

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