表現とは何か?
結局、何を言いたいんだい?
この前の日曜日、道立近代美術館に「空海マンダラ展」を見に行きました。最終日だよ。すごく、混んでいました。でも、いいですね、北海道で仏像を見る機会、あまりありませんからね。
金剛峰寺の秘宝が並んでいるわけです。でも、一番感じたのは、人間の表現方法って、たいして変わっていないということですね。
運慶作の「八童子立像」が並んでいたのです。それらの彫刻の表情は、まさしく、現代的だった。このことに、単純に驚かされました。
仏教観に基づく表現にしても、人の顔を表現するには、やはり人の顔をもとに表現せざるを得ない-。この意味、わかっていただけるでしょうか? 鎌倉時代初期の作品でも、顔そのものは、21世紀なのですよ。
この発見が、有意義でした。「たいして変わっていない」というのは凄いことなのです。時空を超える、表現への意志。そのことを思い、敬虔な気持ちになったのです。
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