DVD観賞録⑱
レッドフォード、若い!
「華麗なるギャツビー」を見る。ずいぶん、昔の映画だよな。何となく、見逃していた。ロバート・レッドフォードが白いスーツを着てにやけている映画だと思い込んでいた。
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華麗なるギャツビー 販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン |
<あらすじ>1920年代前半の米国ロングアイランド。主人公ニック・キャラウェイは、ニューヨーク郊外に引っ越してくる。隣の大邸宅に住む「ギャツビー」は、毎夜豪華なパーティーを開いていることで有名だ。ある日、ニックはギャツビーのパーティーに招かれる。しかし、そのパーティーの参加者のほとんどがギャツビーについて正確なことを知らず、彼の過去に関して悪意を含んだ噂ばかりを耳にする。やがてニックはギャツビーが胸に秘めていたある野望を知る。
映画は1974年の作品。最近、村上春樹がフィッツェジェラルドの原作を新たに翻訳し、「グレート・ギャツビイ」として刊行したので、興味を抱いていた(村上の新訳は購入したものの未読)。そういえば、「ギャツビー」なんて男性化粧品がなかったかな?
でも、何だか、よく訳のわからない映画ではあるな。1人の女を挟んでの成金ギャツビーと旧勢力の対立。さらには労働者階級を搾取する(妻さえも!)、ブルジョアジー。アメリカ1920年代、いわゆる「ローリング・トゥウェンティ」の華々しさと虚ろさを両論併記したような映画なのだろう。かつて、私がこの映画に対して抱いていた「にやけたレッドフォード」のイメージはそれはそれで、誤っていなかったようだ。これは原作に当たる必要がある映画だと思った次第だ。
※と、いうわけで☆☆2/1→結末が衝撃的だけども、そこに至る過程が長いというか・・・。
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