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本を読む89

自分の頭で考えるということ

 「あるある大辞典」の納豆ダイエットデータ捏造事件を機に、健康情報番組の「危うさ」が指摘されるようになってきた。しかし、テレビ以外にも、新聞、雑誌などでセンセーショナルに語られる健康情報の多くは、怪しいのである。

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 Book メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学

著者:松永 和紀
販売元:光文社
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 本書の著者は毎日新聞記者を10年勤めた後、独立してフリーのライターになった。その経験から、記者の思い込みや不勉強などが、環境問題や食の安全といった問題に関しての「トンデモ科学報道」を蔓延させている実態を伝えている。

 巻末にある、科学報道を見破る10か条を紹介すると。

①懐疑主義を貫き、多様な情報を収集して自分自身で判断する。
②「○○を食べれば」というような単純な情報は排除する。
③「危険」「効く」など極端な情報は、まず警戒する。
④その情報が、誰を利するのか、考える。
⑤体験談、感情的な訴えには冷静に対処する。
⑥発表された「場」に注目する。学術論文ならば、信頼性は比較的高い。
⑦問題にされている「量」に注目する。
⑧問題にされている事象が発生する条件、特に人にあてはまるのかを考える。
⑨他のものと比較する目を持つ。
⑩新しい情報に応じて柔軟に考えを変えてゆく

添加物バッシング、天然=安全信仰の危うさなど、読みどころ満載。「食」をめぐる問題は、黒か白かという単純な二元論で語るのは極めて危険であることが具体的に語られている。「みのもんた現象」にご注意! というわけだ。

☆85点⇔お勧めの良書です

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コメント

みのもんた現象は、3年前、講習会へ通っているときに発表したことがありました。
メディアに踊らされるな。と言う内容で、その一例にココアの話を取り上げました。

最後の方は、笑えない話でしたね。特に11章。

追記になってしまってすいません。

ありがとう。ばかやろう。の話は、身近な教育現場で起こっているんじゃないかと不安になりますね。

知識と、情報収集、経験、それらを踏まえて判断する能力をつけろ。と言う事ですね。

良い本だと思います。

>速読さん
コメント、ありがとうございます。
「ありがとう、ばかやろう」の話は
水に「ありがとう」などの美しい言葉を投げかけているとキレイな結晶となり、
ハードロックや罵詈雑言などを浴びせると、
汚い結晶になるというハカセのことですね。
実際に教育現場で導入しているところもあるとか。
これはもはや、オカルトですね。似非科学でさえないような気がします。

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