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本を読む74

音楽と青春と

 音楽はいつだって、その曲を聴いたころの風景と密接に結びついている。初めてビートルズを聴いたころ、ディランを聴いたころ、コルトレーンを聴いたころ、自分は何をしていた、何を思っていたのか。

リッスン <ジャズとロックと青春の日々 > Book リッスン <ジャズとロックと青春の日々 >

著者:中山 康樹
販売元:講談社
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 中山康樹の「リッスン」、そんな音楽に対する思い入れがある人にとっては、とっても楽しく読める1冊だと思う。初めてビートルズを聴いたときの衝撃を、いまだに忘れられない人々にとっては。

 1952年、大阪生まれの中山、小学校高学年でビートルズに打ちのめされ、音楽に開眼する。そしてビーチボーイズの「ペット・サウンズ」によって人生が変わる思いをさせられ、そしてマイルス・デイヴィスに傾倒する日々を送る。

 ジャズ喫茶とレコード店に入り浸り、ミニコミ音楽雑誌づくりに夢中になるが、やがて上京。「スイング・ジャーナル」の駆け出し編集者としての熱い日々、マイルスとのインタビューの思い出などが、私的音楽史が語られていく。

 中山は、まあ、音楽評論家という肩書きがぴったりくるのかな。「スイングジャーナル」の編集者、編集長を経て独立し、評論活動に入った。アーチストの全曲解説「完全制覇」もので独自の境地を築いている。守備範囲も広く、ジャズならマイルス・デイヴィスにブルーノート系、ロックならビートルズ、ジョン・レノン、ボブ・ディラン、ビーチ・ボーイズの「完全制覇本」を出している。触発される部分も多く、私は本が出るたびに購入しているが、さすがに最近、集英社新書から出た「クワタを聴け!」には食指が動かなかったが。

 優れた音楽があり、それを受け止める若い感性があり、それを語り合う友人がいる。少し恥ずかしい物言いになるけど、青春って、それだけでいいよね。

☆75点⇔初出は99年ごろ。まだ「ナカヤマ節」が確立されておらず、文章的にはイマイチ。その分の減点だ

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