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本を読む80

マイクル・コナリーにはまる⑦

 切なくも、哀しいハリー・ボッシュ刑事シリーズ第8作は「シティー・オブ・ボーンズ」だ。今作は早川書房からの刊行。これまでは扶桑社からだったが。コナリーの版権が高騰したからという説もあるが、詳しくは、知らない。第7作の「夜より暗き闇」は講談社文庫から出ている。私は間違って、第8作のこちらから読んでしまった。賢明な読者諸氏は順番に読まれたほうがよい。

シティ・オブ・ボーンズ Book シティ・オブ・ボーンズ

著者:マイクル コナリー
販売元:早川書房
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 ハリウッド郊外の住宅地奥で犬が人骨をくわえて来た。周辺を捜索し、白骨化した遺体が発見される。鑑定の結果、骨は死後20年ほど経っており、死亡当時12歳ぐらいの少年のものであることがわかる。 捜査に当たるボッシュだが、遅々として決め手に欠く流れの中、現場付近に住む小児性愛者が捜査線上に浮かぶ。ボッシュが取り調べるも、男は無実を訴え自殺してしまう。

 窮地に立たされるボッシュ。警察内部からも擁護の声は上がらず、孤独な戦いを続けるが、やがてある情報がボッシュの元に届く。過酷過ぎる運命に弄ばれた「骨」の持ち主のため、ボッシュは全力で真相解明に当たる。

淡々と進む、ハリー・ボッシュ。シリーズのターニング・ポイント的な作品となっている。「骨」の持ち主の悲劇的な存在にボッシュの正義感はあわ立つ。そこに、ボッシュの存在感がある。弱いものを虐待する奴は、絶対に許さないというボッシュの意気込みが泣けてくる。絡んでくる婦人警官との意味とか、結末とか、作品的にはかなり混迷している部分もある。そこが少々、痛い。

☆76点⇔ターニングポイント的側面を読み取るべきなのだろう

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