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本を読む69

帰らざる日々

 アグネス・ラムをご存知か? 1976年に大ブームを巻き起こした、今で言うところのグラビア・アイドルだ。彼女のお世話になった中学・高校生は多いはずだ。

アグネス・ラムのいた時代 Book アグネス・ラムのいた時代

著者:長友 健二,長田 美穂
販売元:中央公論新社
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 長友は芸能カメラマン。アグネス・ラムやキャンディーズ、吉田拓郎や泉谷しげるらフォーク歌手(1972年には講談社が「ヤングフォーク」なる雑誌を出している。フォーク歌手もアイドル扱いだ)、さらには日活ロマンポルノ女優らを撮影し続けてきた長友が語るもうひとつの芸能史だ。長友は2006年7月に逝去しているが、昭和後期のアイドル史とその足跡をひとつにしている。

 アグネス・ラムがハワイから来日した1976年は、田中角栄が逮捕され、毛沢東が死去するという波乱の年。アグネス・ラムはこの年の「週刊読売」の表紙を10回も飾っている。さらには「平凡パンチ」などのグラビアにも続々、登場。当時の中高生(私たちだな)を燃えさせてくれたのである。長友の回顧によると彼女、身長が156センチ。実に小柄だったそうだ。

 この時代、すなわち、「アグネス・ラムがいた時代」がアイドル最後の全盛期でもあった。それは、もう、わが国が戻ることのない時代でもあるようだ。帰らざる日々に、アグネス・ラムの胸がたそがれに染まる。センチメンタルでもあるが・・・。

☆78点⇔イニシエーションとしてのアグネス・ラム経験者、読むべし、です。

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コメント

アグネス・ラムには大変世話になった。
朝昼晩のおかず、おやつ、夜食などは特に。
最後は、泡もでないくらいに。

>づかこさま
「泡」でなく「粉」では。
閑話休題。
アグネス・ラムのほかには誰?
宮崎美子? 片桐夕子?
麻田奈美?

原悦子も加えてくれ。

原悦子は平凡パンチ系でしたね? そのパンチも廃刊して久しいよな。「パンチOH!」なる別冊もあったよな。

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