ジャズ、イズ⑱
軽やかなるもの
最近、かなり意識的にビル・エヴァンスを聞いている。エヴァンス節のエヴァンス節たるゆえんはどこにあるのか、夜のぼんやりした頭で解析しようとしている。
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インタープレイ+1 アーティスト:ビル・エヴァンス |
このアルバム、「ワルツ・フォー・デビー」などの初期トリオ4部作とは異なるエヴァンス節が聞ける。若き日のフレディー・ハバードのトランペットとジム・ホールのギターをフィーチャーしてのまさしく、インタープレーは何とも都会的。アレンジなどに、エヴァンス独自のセンスが感じられるアルバムだ。
そのエヴァンス節とは、特有の軽やかさなのだと思う。決して、重たくならない、節回しとでもいうか。コルトレーン節とは正反対の音楽性だ。1曲め「あなたと夜と音楽と」ではその傾向が特に顕著。
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