穴場的存在
美味なリ! そして安い
さて12日、カミさんと2人で札幌市中央区大通西25の「ビストロ カワサキ」に行って来ました。ふだん使っている地下鉄円山公園駅からすぐなので、あることは認識していたのですが人気ブログ「寿司屋のおかみさん小話」に「札幌のグルメなら誰でも知っている」と紹介されていたので、行かなくては、ということになったのです。
まずはビール(レーベンブロイ)を傾けながら、「アンチョビ入りクロワッサン」。文字通り、自家製クロワッサンの中にアンチョビが入っているのですが、アンチョビの塩辛さが何とも不思議な味を引き出しています。
お次は前菜盛り合わせ。レバーペーストやスモークサーモン、テリーヌなど7種が盛られています。飲み物は白のグラスワインを一杯、傾けてから、カベルネ・ソーヴィニョンに切り替えました。
レバーペーストがさわやかです。くさみなどまったくなく、本当に爽快な味。なのです。スモークサーモンは燻しが効いていて、渋い味。サーモンはタスマニア産だそうです。テリーヌ、カモ燻製も合格点です。
「牡蠣とゆり根のグラタン」は中にヨーグルト系を使っているのだろうか、微妙なすっぱさが味を引き立てながら、食欲を刺激します。面白い試みですね。
お次は、「鶏レバーの温製サラダ」。ここで使われているレバーもまったくくさみがなく、そして見事なほどに柔らかく、手がかかっていることを如実に伝えてくれます。ここの主人、たぶん、レバー料理にはかなりの自信があるのではないでしょうかね。 メインディッシュは「カモのコンフィ」です。コンフィとは肉などを低温の脂で煮た料理。脂に漬けたまま冷やして固め、保存食にもするそうです。肉類では、脂をとってオーブンやフライパンで焼いてから出すそうです。
実際のところ、レバーサラダの段階でかなりの満腹になっていたのです。そして出てきたコンフィのボリュームに少々、怯んでしまったのです。ところが、おいしいものはどこにでも入る! カミさんと2人でペロリでしたね。カモ肉の柔らかさと、コンフィ独特の肉のうまさが非凡な輝きを見せていました。
これだけ食べて、飲んで(ビール×2、白ワイン×2、ボトル1本)、1万円と少し。安いです。隠れ家的な雰囲気もいい。
帰り際、厨房を見ると、何だかイチロー風のまだ若いシェフがいました。フロアの女性(夫婦だろうか?)に 「ブログを見て来ました」と言ったら、「あのブログ、すごく見られているみたいですね~」と何だか人ごとのように話していたのが、妙におかしかった。また、行きます。
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