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本を読む49

ニッポン人って、すごいよ、まだまだ

 国内の創業百年以上の老舗製造業を訪ね、そのパワーを探るルポ。「日本企業ってすごい。日本人の知恵って世界に冠たるものだ」と思わせてくれる。何だか元気になる1冊。お勧めです。

日本最古の会社は何年の創業だかご存知ですか? 西暦578年だそうです。その会社は今も大阪にある「金剛組」。四天王寺を建立した宮大工集団です。大化の改新の前の話ですよ。

 単に古いから凄いわけではありません。時代に沿った商売をしないと、会社として成り立っていかないのは当然の話です。しかし、「時代に沿う」とというのは、決して「時代に迎合」することではないのです。バブル期に見られたような、無意味かつ無茶な事業拡大によって崩壊していった企業のように、時代と寝てしまうことではありません。

 「不義にして富まず」「私欲起こせば家を破壊する」「伝統は確信の連続」「良品声なくして人を呼ぶ」。生き残ってきた老舗の家訓はこころに染みるものです。

千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン Book 千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン

著者:野村 進
販売元:角川書店
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コメント

竹中工務店って、スーパーゼネコンの中では、唯一の宮大工系なんですってね。
この前、飲み屋で隣り合った鹿島建設のおじさんが、言ってました。
建築や建設のプロにとっても、「宮大工」って特別な響きがあるみたいです。

聞いたわたしの思い違いだと困るので、一応wikiで裏も取りましたが、東京タワーも竹中工務店が作ったとか、作ったものを「作品」と呼ぶとか、面白い話が。

大きくなれる会社には、それぞれ、社会に貢献しよう、って気概も誇りもあったような気がします。
それをダメにしてしまうのは、後の者の責任じゃないかなぁ。制度疲労とも言うのかもしれませんが、見えないことを伝えるのは、どんなにシンプルでも、簡単じゃないんですね。

>網さんへ
ごぶさたですう。
竹中工務店も、ちらりと触れられていましたね。
老舗の間に伝わる言葉として
「老舗の基礎を固めるのは3代目当たりに入った婿」というのがあるそうです。純潔を守るのではなく、異種を入れることですね。
実際にそんな婿入り社長も出てきて、本当に、面白く読めました。

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