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ディラン、だから

音を言葉で綴ること。その難しさ

 語るにはイディオムがある。そのイディオムを獲得すべきなのだ。その分野においては。でも、難しいんだよ。そのイディオムが。写真はボブ・ディランのアルバム「ストリート・リーガル」です。

 このアルバム、馬鹿にしていたな、正直。「もうディランは終わった」なんて思っていたな。なぜか? あまりにポップになってしまったディランについていけなくなったんだ。ディランは変わる。変わりすぎるほどに、変わる。時に聞く人はその変化のスピードについていけなくなる。

 この「ストリート・リーガル」がリリースされたのは1978年6月。そのわずか2年前にリリースされているのが「デザイア」と「ハード・レイン」だ。反ポップじゃないか(「デザイア」にはポップ的傾向はあるけどね)。「イディオット・ウィンド」じゃないか。ミュージシャンの1年の流れは速いのだろうけど、それにしても、2年で、かくも変わるなよ。当時、ディラン38歳ぐらいだろ。 

 まあいいや。いま、「ストリート・リーガル」を聞く。いいんだよ。どの曲も、すっと、胸に入ってくる。佳作がそろっている。なぜあの時、はたちのころの私はこのアルバムを拒否したのだろうか。

 ジャケットが、ダサい。確かに。でも、ダサいなんて言葉がダサくて、私は使わなかった。

ストリート・リーガル

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コメント

私もこのアルバム好きです。なんと言っても「イズ・ユア・ラヴ・イン・ヴェイン」が入ってますから。
普通に歌ってもすごい。ディランの底力をまざまざと感じさせるアルバムだと思います。

ご無沙汰です。
この「ストリート・リーガル」、最近の愛聴盤です。
「ノー・タイム・トゥ・シンク」「セニョール」など、ラテンテイストのメロディがけっこう、はまってますね。
思えばこの後、ディランは停滞期に入るわけですが・・・。

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