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本を読む38

わからない。でもいいや

 いくら本を読んでいても、時代には取り残されてしまう。仕方ないことだ。自分のわかることしかわからない。それは当然のことなのだ。

 山崎ナオコーラの「人のセックスを笑うな」を読んだ。2004年に文藝賞(河出書房新社主催)を受賞。その後も、芥川賞の候補になり、話題を呼んだのだが。

人のセックスを笑うな Book 人のセックスを笑うな

著者:山崎 ナオコーラ
販売元:河出書房新社
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 美術専門学校に通う18歳のオレと38歳の女性講師の「恋愛」を淡々と描いているのだけど、これが小説か? 私には、わからない。こんなものが小説なら、私は小説など読みたくもない。

 この小説が「わからない」ことを自らの感性の鈍磨とみるか。でも、わからないものはわからないし、わかったふりをするつもりもない。

☆40点⇔違う。こんなものは違う

 

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