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本を読む⑱

震える心とはこういう小説を読んだときに感じる動きだ

 凄いな。さすがだよ東野圭吾。書けないぜ、なかなか、こんな小説。こんな小説をたまに読むとさ、ノンフィクションとかルポが下らなく思えてしまう。二流の真実より、一流のフィクションかもしれない。そういう、心の持ち方がいけないことはわかっているけどさ。

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著者:東野 圭吾
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 最初はユーモア・ミステリかと思ったぜ、この小説。主要登場人物のあまりのゆるさ。滅茶苦茶な感じがしました。でも、物語はとんでもないところに、落ちていきます。

 ミステリのルールゆえ、中身についてはあまり語れません。まあ「平凡な家族が引き起こした事件を巡る二日間」ということなんだけどね、単純化してしまえば。でも、嫌な事件だよ。嫌な家族だよ。

 それなのに、読後感の意外なほどの、すがすがしさといったらオーヴァーなのかな。

 ちなみに私は、ネタが割れたとき「おおおぉおぉぉ!!」と絶叫。後半20ページ以降、涙がダラダラ流れてとまりませんでした。ちなみに寝ながら読んでいたので、涙は私の顔に落ちてきたのです。すごい、と思いました。

 ☆92点⇔負けました。凄いです、東野

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