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本を読む21

マイ・ブームは続くよ伊坂幸太郎

 伊坂幸太郎、後を引きます。2005年度の「このミス」2位の「アヒルと鴨のコインロッカー」を通読しました。

アヒルと鴨のコインロッカー Book アヒルと鴨のコインロッカー

著者:伊坂 幸太郎
販売元:東京創元社
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 仙台の大学に合格した「僕」が、新生活を送るアパートで最初に出会ったのは尻尾が曲がった猫で、その次は美青年だった。この美青年は、僕に本屋を襲撃し、広辞苑を強奪しようという計画を持ちかけてくるー。なんて筋書きを書いてもほとんど意味がありません。伊坂お得意の、複数の視点からの物語が、終末に向かって収束していきます。

 伊坂が何より嫌悪しているのは、「邪悪なるもの」でしょう。作品はほとんどが邪悪なるものと、「善」の対立です。その過程でさまざまな騙し絵が示されていきますが、それ自体は作家が目指すところではありません。

 村上春樹から受けた影響が著しい。本屋を襲撃するというのは、村上春樹の「パン屋再襲撃」からインスパイアされたことは一目瞭然でしょう。文体的にも、かなり、影響を受けています。

 ジャンルなんてものはどうでもいいン。ただ、ミステリという枠だけで見てしまうと、伊坂幸太郎という作家の本質は見失ってしまいます。

☆78点⇔いいいんだけどな。今ひとつ、乗り切れない

 

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コメント

粉飾、会計士は有罪。そん時の国税庁の役人だって有罪だろ。役人は知らん振りか、たち悪いぜ。

旧聞の感だ。LD事件の時、地検の連中が六本木ヒルズに押し入った。正義の顔だ。人は自分を正義と思った瞬間に堕落する。粉飾なら、当時の国税をパクるか、無能と規定しろよな。
村上がインサイダーとは笑止だ。
インサイダーってのは、ガキのエンガチョみたいなもんで、実態はないんだ。「お前、エンガチョだ。」と言われたら反証できないんだ。
ならば、福井はエンガチョさ。ひでェもんだ。村上のインサイダー容疑直前に解約している。地検、パクれよ。

DIPLOMAT。
外交、楽しく会話を楽しみながらテーブルの下で蹴りあいをするようなもの。
武を持たない外交はありないんだよ。
明治維新の政府のほうが、このことを理解していた。
現政府は、ダメだこりゃ。

A級戦犯って何?
彼らはヒロヒトの戦争責任回避のための便法でしょ?
GHQがヒロヒトを戦争犯罪人で逮捕しようとしたけど、国民の抵抗が占領政策をやっかいにするという分析から、やめたんでしょ ?
安部シンゾーのじいちゃんだってA級戦犯だよね?
A級戦犯がダメなのか、靖国がダメなのか?
中共、韓国が国益のために文句言ってるのがダメなのか?
もともと、理念なんざないのさ。

親方。「栄光なき凱旋」、いいぜ。
まだ、上しか読みおわってないが。

>づかこさま
だから言ったじゃない。「栄光なき凱旋」いいだろ?コイズミも読むべきなんだよな。
本当の日本人ってなんだろうな。

小泉は字が読めない。だから本読めない。
人の話を3分間以上聞けない。

>づかこさま
私はコイズミを「虚泉」と標記したい。うつろなやつだ。
ブッシュの目玉も空洞のようだな。ビー玉のような闇だ。
日米両首脳がかくも精神的に空虚なのだ。

郵政民営化はアメリカの年次要望書にあるんだ。
昔宮沢が「そんなに文句あるなら、要望書を出して」って言ったら、政権が変わろうと、毎年要望してくる。
純坊はそんなことは分からなくて、カクエイ憎しで、大騒ぎの郵政民営化。
バカか。

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