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本を読む27

暑苦しくも死臭漂うミステリ

 テキサス州オースチンで見つかった四肢と首を切断された若い女の死体。事件を担当する孤独な刑事ダン・レリスの前に「巨悪」の影が立ちふさがる。

ダーティ・サリー ダーティ・サリー

著者:マイケル サイモン
販売元:文藝春秋
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 ジェイムズ・エルロイの「ブラック・ダリア」を思わせる事件設定。さらに、ろくでもない登場人物が続々と現れるという点でも、エルロイばりのノアール(暗黒小説)だ。

 それにしても、猛暑の中の捜査を描き、暑苦しくて仕方ない。オースチンって、行ったことないけれど、湿気が多そうだし。切断された死体の一部を、有力者たちに送りつけるという倒錯的な伏線も張られており、全編から死臭・腐臭が漂う。

 そしてとにかく、人が死ぬ。死体の大行列だぜ。ほとんどの連中が悪党だが。

 見も心もぼろぼろに、傷だらけになりながら、ようやく主人公は真実には到ることができる。しかし! なんとも後味の悪いミステリ。かつて、90年代に流行った傾向だ。

 この作品は同じ刑事を主人公にしたシリーズの第一作とか。今後も、どろどろの闇を描いていくのだろうか。

☆78点⇔結構、引っ張る。今後への期待もこめて

 

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