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本を読む④

終末のフール Book 終末のフール

著者:伊坂 幸太郎
販売元:集英社
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 うむ、これはいい。これこそ文学だ

 非常に上質な作品だと思います。
 小惑星の衝突による、地球の破滅が3年後に運命付けられている仙台を舞台に、そこに暮らすの市井の人々の群像を描く連作です。8編からなり、「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「演劇のオール」などと韻を踏んでおります。

  SF的設定ながら、どこかほのぼのとしているのです。そして、人はなぜ生きていかなくてはならないのか、静かに、しかし強く訴えかけてきます。

 声高に語らずに、力強くメッセージを伝えることの難しさ。この若い作家(1971年生まれ)は、十二分にその困難さをクリアしている。

 世界が終わるとき、人と人の関係性もすべてが断ち切られてしまうのか? いや、死ぬより怖いことはたくさんある、とこの作家は語りかけます。

 8編を順番に読んでいくと、ひとつの作品世界が環を閉じる。そして、新しい世界が立ち現れる。いや、お見事なものです。

 この作家、実に不可思議な作風で、魅力的です。注目株です。だまされたと思って、お読みください。

 ☆90点⇒私はバスの中で読了し、涙が流れそうになって困った

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コメント

輪廻転生。手塚先生の「火の鳥」の世界ですな。小惑星の衝突回避実験は「ディープインパクト」計画でNASAがもう立ち上げていますね。映画「ディープインパクト」はアメリカ万歳で面白くなかったけど、エアロスミスは良かったですね。でもやっぱり福田康夫はミスター・スミスに似ているよね。キヤノ・リーブスってモホなんでしょう。キヤノさん来世は是非女に、輪廻転生。

 「女房がカルトに入ってしまったの会」会長さま
輪廻転生というのとはちょっと違うんですよね。でも、大丈夫ですか?

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