ロック・イズ、ロック①
クリムゾン・レッドの空に捧ぐ
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USA(紙ジャケット仕様) アーティスト:キング・クリムゾン |
プログレッシヴ・ロックの雄、キング・クリムゾンの1974年アメリカ・ライブ盤だぜ。
ライブでこれだけのクオリティのサウンドを響かせるのは凄いな、と、高校生時代に聞いて思ったものだが、今聞くとそうでもないんだな。
それよりも、このアルバム、5年くらい前に紙ジャケとなってリイシューされ、その際に、オリジナルLPに収録されていなかったトラックも入った。巻末を飾る、ボーナストラックの一曲である「スターレス」が最高だ。
アドリブというか、プレーヤー4人が、渾然一体となってくねりながら創造していく音の重層性が、「プログレ魂」を揺さぶる。
ロバート・フィリップは偉大だ。この後の、クリムゾンは聞く気はしないけど、このライブ盤は名盤だと思う。
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コメント
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懐かしいね、キングクリムゾンとは。
STARLESSはSTARLESS AND BIBLE BLACKのこと?
ぼくは太陽と戦慄のアルバムが好きだった。
クリムゾンはアルバムごとにメンバーが違っていた。
理由はR・フィリップの性格が悪かったから。
本当?
投稿: づかこ | 2006年5月30日 (火) 07時39分
>づかこさま
「スターレス」と「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」は違う曲です。このアルバムに入っているのは「スターレス」。「レッド」の最終面に収録されていた曲だな。でも歌詞では「スターレス・アンド・バイブルブラック」って歌っているからな。ナニガナンダカ、わからない。
いろいろなメンバーチェンジをしているクリムゾン。でも、このころのロバート・フィリップ、ジョン・ウェットン(ベースとボーカル)、ビル・ブラッフォード(パーカッシヴズ=この表現がプログレだな)、デヴィッド・クロス(ヴァイオリンとキーボード)のユニットが完成度は高いと思う。
確かにロバート・フィリップは変人中の変人のようだね。
投稿: 双子山 | 2006年5月30日 (火) 23時50分