本を読む①
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水滸伝〈19〉旌旗の章 著者:北方 謙三 |
久しぶりに血沸き、肉踊る読書経験をしました。水滸伝は三国志などと並び評される中国四大奇書の一つ。水滸、すなわち水辺に集う英雄・豪傑が腐敗した官に立ち向かう物語です。 この中国古典を徹底的に解体し、再構築した北方は、全共闘世代です。革命をメーンテーマに、「造叛有理」の物語に仕立て上げました。巨大な権力に立ち向かい、滅びていく「唐獅子牡丹」の美学を散りばめながら。 そんな物語が面白くないはずがありません。物語世界にひたることの喜びを満喫させてもらいました。 翻ってわが身を思えば、「革命、未だならず」。気力、体力ともに右肩下がりになりつつある年齢を迎えておりますが、ここらで一花、咲かせたいものです。
☆89点⇒四の五の言わず、読んでみろよ!
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コメント
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さすが、往年の大読書家。ドストエフスキーの5大長編小説を読破した経験がいかされている。
投稿: 本中地区 | 2006年4月18日 (火) 13時22分
ブログ開設おめでとうございます。小生も半年ほど前から開いています。linklinklink.ne.jp/karate/の稽古日記からお入りください。とりあえず。
投稿: ずるしゃも | 2006年4月18日 (火) 18時26分
けっこう、皆さん、ブログをやっているのではないでしょうかね。
投稿: 双子山親方 | 2006年4月18日 (火) 23時29分