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本を読む①

水滸伝〈19〉旌旗の章 Book 水滸伝〈19〉旌旗の章

著者:北方 謙三
販売元:集英社
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 北方謙三の「水滸伝」(集英社)を読破しました(写真は19巻、最終巻ですね)。いやはや、本当に「読破」という言葉がぴったりの長編でした、全19巻、1冊平均340㌻、各冊1600円! 旭川の大型書店「冨貴堂メガ」で、続々と買い求めていったのです。

 久しぶりに血沸き、肉踊る読書経験をしました。水滸伝は三国志などと並び評される中国四大奇書の一つ。水滸、すなわち水辺に集う英雄・豪傑が腐敗した官に立ち向かう物語です。 この中国古典を徹底的に解体し、再構築した北方は、全共闘世代です。革命をメーンテーマに、「造叛有理」の物語に仕立て上げました。巨大な権力に立ち向かい、滅びていく「唐獅子牡丹」の美学を散りばめながら。 そんな物語が面白くないはずがありません。物語世界にひたることの喜びを満喫させてもらいました。 翻ってわが身を思えば、「革命、未だならず」。気力、体力ともに右肩下がりになりつつある年齢を迎えておりますが、ここらで一花、咲かせたいものです。                    
☆89点⇒四の五の言わず、読んでみろよ!

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コメント

さすが、往年の大読書家。ドストエフスキーの5大長編小説を読破した経験がいかされている。

ブログ開設おめでとうございます。小生も半年ほど前から開いています。linklinklink.ne.jp/karate/の稽古日記からお入りください。とりあえず。

けっこう、皆さん、ブログをやっているのではないでしょうかね。

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